オムスビ冒険録は、新しくメンバーになったアカリによる、組織の文化や仕組みを記した物語です。実際のオムスビメンバーと対話しながら、組織の文化や仕組みを見える化していきます。組織の見える化に興味がある方、オムスビのメンバーとして一緒に働きたい方は、冒険録をお読みいただきながら一緒に冒険を楽しみましょう。

アカリ
rebornの組織づくりって、納品しなかったり、研修のファシリテーションも社員の方にさせたり、めちゃくちゃですよね。

ハブチン
めちゃくちゃですかね()。たしかに何かを納品するという前提からすると、めちゃくちゃですよね。

アカリ
私、そんなやり方で上手くいくか甚だ疑問です。

ハブチン
めっちゃ疑ってかかってくるじゃないですか!怖いなぁ。

アカリ
上手くいかなったこともありますよね?

ハブチン
もちろん、ありますよ。ありますけど、それをホームページで話せということですか?

アカリ
もちろんです。

ハブチン
怖いなぁ。仕事来なくなるかもじゃないですか。

アカリ
よろしくお願いします。

ハブチン
とあるクライアントパートナーさんの案件で、顧客の見える化プロジェクトをやったことがあったんですね。それまで来た案件をすべて受けいていて、それがどのくらい利益があったかなど見えていなかったんです。

アカリ
それだと、どの案件が良いのか悪いか判断できませんね。

ハブチン
そうなんです。だからオムスビパートナーの会計士さんにご協力いただいて、過去の数値分析をして、どの顧客と付き合うべきかどうか、どういうカテゴリの企業や部署に営業すればいいか見える化しようしたんです。

アカリ
なるほど。それが上手くいなかったということは、見える化できなかったということですか?

ハブチン
いえ、見える化はできたんですね。どういうカテゴリの企業や部署に営業すればいいか見える化できた。

アカリ
じゃあ上手くいったんじゃないですか?

ハブチン
いえ、見える化できたんですけど、結局、社員の方々の行動が変わるまでにはいかなったんです。

アカリ
どうして見えたのに変わらなかったんですか?

ハブチン
これは発見だったのですが「見える化しても視えない」こともあるんです。

アカリ
「見える化しても視えない」。一体どういうことでしょうか。

ハブチン
本屋さんっていっぱい本ありますけど、自分の興味がある本しか見えてないじゃないですか?人は興味がないものは見えてても視えないんです。

それと同じで社員の方が興味を持って自分事化できない限り、見える化はしたけれど視えなことがあったんですよね。今回の事例でいうと、営業したいけど悩んでいる方にとっては視えるんですが、別にそもそも営業したくない方にとっては視る気が起きないんですね。

アカリ
みんなが視たいと思わないと、見える化しても視えないんですね!

ハブチン
はい、その通りです。これが納品型のコンサルであれば見える化してドキュメントを作ればそれを納品すればお金がもらえると思うのですが、僕たちは変化すること(rebornすること)にコミットしているのでそれではダメなんです

アカリ
変化が起きなければrebornじゃないんですね。

ハブチン
その事象によりrebornは大事な「問い」に気づかされました。逆になぜ伴走者の僕たちは視えて、当事者の社員の方には視えなかったのか。

アカリ
なぜなんでしょう。

ハブチン
僕たちは見える化するプロセスで、どこをどのように見ればいいかをずっと問うていたんですね。人はなんだろうと思うと、よく視るじゃないですか。よく視ていくとうちに、しだいにわかってくるんです。社員の方には常にアウトプットしか提示していなかった。

つまりrebornチームだけでアウトプットしたことがよくなかった。社員の方にも見える化するプロセスにもっと入ってもらうべきでした。

アカリ
なるほど。社員の方にプロセスに関わってもらう必要性を見える化できたんですね。

ハブチン
ファシリテーションを社員の方にお願いするのも、自分がやってみるプロセスの中で問いが生まれてよく視るようになっていくんですね。ワークショップの完成度よりも、その問いを持ってよく視るようになる事の方がすごく重要だと思いました。それを僕たちは「組織のDIYと呼んでいます。

アカリ
「組織のDIY」ってわかりやすいですね。

ハブチン
家にたとえるとわかりやすくて、rebornは組織のリノベーションをしているようなものなんです。もちろん、僕たちと経営者でフルリノベーションして納品することもできますよ。でも手直しやつくる方法をしなければ劣化していくだけです。

僕たちはリノベーションを社員さんとDIYしながら組織をつくっている感覚です。みんなが組織を見える化することがおもしろいと思っていただけたら、自発的に見える化が進んで組織に変化が生まれていきます。それが僕たちが望むreborn(変化)の姿ですね。

アカリ
納品しなかったり、ファシリテーションも社員の方々にお願いするのも、そういう背景があったんだということが見える化できました。ありがとうございました。

Posted by:橋本 絢

東京都小金井市在住。神戸大学農学部卒業後、株式会社TISに入社。システム開発のプロジェクトマネージャーなどを歴任。一念発起して2014年7月にパン屋として独立、子供の頃からの夢を叶える。幸せのパン屋を仕組み化し、捨てないパン、サブスクによる安定収入を実現。パラレルキャリアとして、ベンチャー企業のシステム導入および開発に関わる。オムスビは、2019年6月から参画。 特技:写真、料理、コーチング、会議のファシリテーション、易占い