会社に合わせてくれるのは大変ありがたいのですが。

オムスビには、いろんな方々が関わってくれています。自分自身がマイペースな人間なので、パートナーも割とマイペースな方々が多いです。マイペースな方は、基本的に自分の関心のあること、得意なことしかやりません。関心のない仕事だったら、あからさまに態度に出ます。予定している打ち合わせにも出ません。

一方でこちらにペースを合わせてくれる方もいらっしゃいます。そういう方は優しくて優秀で、会社のやりたいことに合わせて柔軟に対応してくださっています。そして最後までカタチにする強さも持ち備えています。組織としてみると、柔軟に対応してくださる方についつい頼んでしまいたくなります。

マイペースな方と、ペースに合わせてくれる方。誤解の無きように補足しておくと、人がこの2タイプに分かれるなどとカテゴライズしたいわけではなく、みんな両方もっていて、時と場合によって使い分けているという認識です。普段マイペースな僕だって、クライアントパートナーに合わせる場合もあります。

普段マイペースで、たまに合わせるくらい方はいいのですが、普段合わせるような働き方をされている方は、短期的にはよくても長くは続かないということがわかってきました。

合わせる働き方は長い目でみると続かない。

これは自分の経験ですが、上司に合わせていたことがありました。それは上司に嫌われてしまうんじゃないかという不安だったり、普段リモートで働いていることもあって、仕事の話ばかりで価値観や気持ちを共有する機会がありませんでした。

頼まれた仕事は自分が得意な仕事なのでこなせる。でもそこに成長実感や面白さを感じず、モチベーションが下がって必要最低限の力で仕事するばかりを考えてしまう。面白ければ気にもならない些細な言葉が、いちいち気に触り始める。上司にもコミットできていない感は伝わるので、1on1ミーティングを設けられるのですが、感情をすりあわせる場というよりも、上司がいかに僕に仕事させようと説得する場になってしまう。

自分はどうすればいいんだろうと苛まれることがありました。このままではきっとまずい。自分だけでなく、会社に迷惑がかかってしまう。一旦、会社を辞めようと思いました。

会社に合わせるのではなく、重ね合わせる。

もし会社を辞めるのであれば、自分は一体何がやりたいのか。改めて自分のビジョンやミッションを、デザイナーさんに協力を得ながら整理してもらいました。自分のビジョン・ミッションが言語化できたとき、自分が一番自然に成果を出せる領域や環境がみえてきました。

今までおもしろくないと思っていた仕事の中にも、ビジョン・ミッションと重なるところがあって、少しおもしろさを感じられるようになりました。またその企業に対して自分がやるべきことが見えてきてました。上司に改めてアポイントをとって、嫌われて喧嘩別れをしてしまうのを覚悟で正直に伝えて、自分のやるべきこと・成果を出せることを伝えしました。

普通だったら「何を面倒くさいこと言ってるんだ」となりますが、理解のある上司だったので自分の要望を受け入れてくれて別のミッションを与えてくれて、自分にとって自然体な環境で働けることができるようになりました。またその会社にも感謝の気持ちを素直に出せるようになりました。

その経験から僕は自分が嫌われないために相手に合わせるのは、本当の意味で相手のためにもなってないことを気づきました。もし本当に相手と長く関係性を築きたいのであれば、自分のビジョン・ミッションを中心に、会社にいかに貢献できるかを考えるべきなのではないかと思います。それは決して自己中心的ではなく、結果的に会社の管理コストも下がるので、個人にとっても会社にとっても双方に価値があります。

オムスビは関わる人が自然体で長く関係性を構築していくことを大切にしている会社でありたいと考えています。一方で僕自身はアイデアがどんどん生まれるタイプで、ついつい仲間を巻き込みがちなので、オムスビに関わるパートナー一人一人に合わせて仕事を依頼することを心がけています。マイペースな方は、自分の領域にある仕事はワクワクして仕事をされていらっしゃいます。もちろん僕がマネジメントする必要もありません。

皆さんはいかがでしょうか。嫌われたくないから、会社に合わせていたりしませんか。僕の経験が当てはまるかどうかはわかりませんが、思い切ってオープンに伝えることも大切かもしれません。

Posted by:ハブチン

1986年大阪府生まれ。2008年パソナキャリア入社。転職者のキャリア支援業務、自社の新卒採用業務、新規事業立ち上げに従事しつつ、アイデアを短時間で具現化する「アイデアソン・ハッカソン」のファシリテーターとしても活躍。2016年4月に独立し、リレーションシップデザインを軸とする株式会社オムスビを設立し、組織変革したい企業様向けの組織コンサルティングサービス『reborn』を提供している。 Omsubi Inc. Founder and CEO Akihiro is the Founder and CEO of Omsubi Inc. Born in Osaka Japan in 1986. Joined the Japanese recruitment agency named Pasona Career. Designed his new career as a facilitator of "Ideason" and "Hackason" who embodies ideas in a short time, while engaged in career support of job changers, recruiting new staffs and launching new business in the company. After left Pasona Career, founded a relationship design company named Omsubi Inc. in April of 2016. Providing the organizational innovation service "reborn" for companies wanting to change the organization.