こんにちは。オムスビ代表のハブチンです。私の個人的な趣味で「スパイスカレー」をつくることが好きでして、たまに一緒にはたらく方々に作って持っていったりします。この前もパートナーの方とキャンプに行ったのですが、スパイスカレーを作ました。別に特別なときだけではなくて、毎週つくっていて、我が家の定番メニューのひとつです。今日はオムスビらしいスパイスカレーの作り方をご紹介したいと思います。

まずはじめに断っておくと、今からご紹介するスパイスカレーは、すごくこだわりがあって究極に美味しいスパイスカレーではありません。そういうスパイスカレーが食べたいときは、どうか専門のお店にいっていただきたいなと思います。ちなみにオムスビの本社がある逗子だと、「スパイスツリー」がオススメです。

オムスビのスパイスカレーと、専門店のスパイスカレーは、そもそもの「価値観」が異なります。専門店だと、お客様にわざわざ足を運んでいただくために、他のカレーと「差別化」をしなければなりません。そのため、食材やスパイスや調理方法にこだわって、独自の味を形成されていらっしゃると思います。僕はそういうお店をリスペクトしていて、私自身も毎週家でスパイスカレーを作っておきながら、外でもスパイスカレーを食べています。

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一方でオムスビは『パートナーのできる喜びを増やす』という価値観を大切にしていて、誰でもつくることができるのがゴールです。自分でできるようになれば、いつでも好きな時に好きなようにスパイスカレーをつくることができます。つくる側に回ることによって、作ってくれた人のこだわりが理解できますし、また自分も誰かを喜ばせることができます。

誰もができるようになるためには、複雑なレシピではいけません。近所で売っていない食材を手配しないといけなかったらそれだけで萎えてしまいますよね。そこでオムスビは、様々なスパイスカレーを作りながら共通パターンを抽出し、構造化することによって、旨いスパイスカレーをつくる方程式を作ってみました。結果的に、スパイスカレーだけでなく、他の料理にも応用できたので、まずはカレーにこだわらない「キホンの料理の方程式」をご紹介させてください

ちなみにこれは普段の組織開発の仕事でも一緒です。専門家として僕たちが一方的に価値を提供するのではなくて、他者事例や構造(フレーム)を共有しながら、社員と一緒にその会社に合わせて組織開発をします。結果、「自分たちの力で組織がよくなった!」という喜びが生まれます。僕たちはその喜びを一緒に分かち合えることが価値だと考えています。

 

それではキホンの料理の方程式です。

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まず野菜を炒めて、次に肉を炒めて、水気のある食材で煮て、最後に塩で整える。はい、終わりです。

炒めて、炒めて、煮る。味付けは塩だけ。ボクシングでいうと、ジャブ、ジャブ、ストレートって感じでしょうか。一行で書き終わってしまうシンプルさで、この野菜や肉や水分を入れ替えることで、様々な料理をつくることができます。

 

なぜシンプルな方程式で旨い料理が作り出せるかというと、「加熱することによって素材の旨味を引き出しているから」です。具体的にご説明すると旨味は、野菜に含まれるグルタミン酸、肉に含まれるイノシン酸、茸類に含まれるグアニル酸という3つの成分に分かれています。これらの成分は加熱することによって旨味が増します。さらにグルタミン酸とイノシン酸を掛け合わせることによってさらに旨味成分がアップします。旨味を引き出すことによって、味付けは塩だけでも充分に旨さを感じることができ構造です。

 

ちなみにスパイスは日本語で香辛料という書くように、香りや辛さをつけるもので、スパイスだけで食べてもほとんど味がしません。日本ではカレールウを入れてカレーを作るのが定着しているので、僕もスパイスに味があると思っていたのですが、実際に口にしてみると味がしなかったのが驚きでした。スパイスは風味付けなので、野菜や肉を炒めるタイミングで適当に入れていただければOKです。

キホンの料理の方程式にカレーを作るための食材を当てはめてみましょう。

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スパイスはわかりやすいように吹き出しで表現しています。スパイスは4種類、クミンとコリアンダーとターメリックとレッドペッパーだけで大丈夫です。

①玉ねぎとクミンを炒める。

まずは鍋に油とクミンを入れていただいてなじませます。クミンからプクプクと空気がでてきたら、玉ねぎを飴色になるまで炒めてください。冷蔵庫の中に生姜やニンニクがあれば一緒にいれていたくとさらに美味しくなります。

②ミンチとスパイスを炒める。

次にミンチとスパイスを投入します。ミンチに火が通るまで炒めてください。この時点で結構な旨味を感じられます。

③トマトとヨーグルトで煮る。

②までだと旨味がすごいので、ちょっと旨味を抑えるために酸味のあるトマトとヨーグルトで煮ます。トマトはトマト缶で問題ありません。

④塩で整える。

最後に塩で味付けしてください。味見しながら、入れてください。③までだと味が物足りなかったカレーですが、塩を加えることで一気に味が整ってきます。

以上す。シンプルでできそうな気がしませんか。この方程式をカスタマイズして、ミンチを鳥もも肉にすればチキンカレーになりますし、クミンに加えてカルダモンやクローブなどのスパイスを入れてるとさらに風味が増します。

 

さらに食材を変えていくことで、さまざまな料理ができます。さらっとご紹介できればと思います。

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いかがでしょう。おなじ方程式にもかかわらず全然違う料理ができますよね。何が旨味成分を多く持っているかを調べるとうまく組み合わせられると思います。旨味の少ない食材の組み合わせ場合、塩では整わな可能性があるので、旨味成分が豊富に含まれている味噌やチーズなどの発酵食品が加えたら大丈夫です。

書店にいけば様々なレシピ本が並んでいますが、レシピは具体的に書かれていてそれどおりにすれば失敗しないでしょうしかし裏を返せばそれどおりにしかできないのではないでしょうか。どこをどのように変えればどのような味ができるのか、ときに失敗しながらでも工夫することが大切だと考えています。分量も書かれてませんが、分量は数こなしていくと自然とわかるようになります。

僕の場合は、レシピも買い出しもせずに、そのとき妻が晩御飯で使い切れなかった食材みて、方程式にあてはめながら料理つくっています。

Posted by:ハブチン

1986年大阪府生まれ。2008年パソナキャリア入社。転職者のキャリア支援業務、自社の新卒採用業務、新規事業立ち上げに従事しつつ、アイデアを短時間で具現化する「アイデアソン・ハッカソン」のファシリテーターとしても活躍。2016年4月に独立し、リレーションシップデザインを軸とする株式会社オムスビを設立し、組織変革したい企業様向けの組織コンサルティングサービス『reborn』を提供している。 Omsubi Inc. Founder and CEO Akihiro is the Founder and CEO of Omsubi Inc. Born in Osaka Japan in 1986. Joined the Japanese recruitment agency named Pasona Career. Designed his new career as a facilitator of "Ideason" and "Hackason" who embodies ideas in a short time, while engaged in career support of job changers, recruiting new staffs and launching new business in the company. After left Pasona Career, founded a relationship design company named Omsubi Inc. in April of 2016. Providing the organizational innovation service "reborn" for companies wanting to change the organization.