『すいません、ほぼ日の経営』オススメです。

『すいません、ほぼ日の経営』を読んだのは去年だったでしょうか。読んだとき、経営理論やカタカナ用語が一切なく、まるで中学生にもわかるように経営について書かれていることに驚きを覚えました。オムスビもカタカナ用語がバンバン飛び交うような会社よりも、わかりやすい言葉で伝える会社でありたいなぁとおもいます。

ぜひどの章もオススメなので、ご関心のある章から手に取ってもらいたいなぁと思います。特に私は第3章の「ほぼ日と組織」に書かれていた、「やさしく つよく おもしろく」という行動指針がおもしろかったのでご紹介させていただきたます。まずはほぼ日のサイトから引用させていただきますね。

行動指針

やさしく、つよく、おもしろく。

やさしく

私たちの会社が社会に受け入れられるための
前提となるものです。
相互に助け合うということ、
自分や他人を「生きる」「生かす」ということです。

つよく

企画やアイデアやコンテンツを、
会社として、組織として「実現」「実行」できること、
現実に成り立たせることです。

おもしろく

新しい価値を生み出し、
コンテンツとして成り立たせるということです。
「ほぼ日刊イトイ新聞」や「TOBICHI」のように
「場」を生み出し、ひとが「場」に集まる理由です。
これが、ほぼ日の強みです。

ほぼ日は、この言葉の順番もたいせつにしています。
まず「やさしく」が、おおもとの前提にあり、
「やさしく」を実現する力が「つよく」です。
その上に、新しい価値となる「おもしろく」を
どれだけ生み出せるかが、ほぼ日の特徴です。

はじめて聞いた時は、正直そこまでピンときていませんでした。そのまま読み流したまま、消化されていたのですが、最近仕事をしているなかで「やさしく つよく おもしろく」という言葉を意識するようになりました。

やさしいだけだと、しぼんでしまう。

オムスビは「自然体でいられる場をつくる」という言葉のもとに、働き方の相談を聞く仕事をしています。みんな、人を批判をしたりせず、まずは相手を受け入れる姿勢があります。何かを言うときも、相手を傷つけない言葉で伝えてくれます。お世辞抜きに、パートナーの方々のやさしさを尊敬していて、僕もそのやさしさに支えられて仕事ができていると思います。

一方でお客さんに喜んでもらうためには、「やさしさ」だけでなく「つよさ」が必要だなぁとも感じています。「つよさ」とはカタチにする力と言い換えてもいいかもしれません。オムスビの仕事は顧客と一緒に伴走しながら、価値を生み出します。

たとえばマラソン大会があったとして、僕たちはどこにいるかというと、お客さんと一緒に走っている伴走者です。沿道で応援しているわけでも、給水所で水を渡しているわけでもなく、一緒に走っています。走るためには、それなりに体力も必要だし、自分たちで考えて、自分たちで実行する「つよさ」が必要です。「やさしいけどよわい」だと、お客さんに価値を提供できません。お客さんに喜んでもらう量が小さくなると、自分たちの「やさしさ」がしぼんでしまうと思うのです。

つよいだけだと、もろい。

ただ成果を出すために「つよさ」だけを求めていると疲れてしまいます。私たちもいろんな組織や人を見てきましたが、基本的に会社の多くは「つよさ」を求めます。しかしながら硬いけど脆いガラスように、「つよさ」だけだと壊れてしまうことがあります。僕たちもカウンセリングをさせていただきながら、心身に支障がでてしまった人をあってきました。

みなさん、真面目で優しい方々ばかりです。そしてやり抜く強さを持っています。だからこそいろんな相談が集まりがちで、自分ができる範囲を超えて引き受けてしまい支障が出てしまいます。自分の存在意義を、他人の仕事を完璧にこなすことに置いていると、できない自分のことを嫌いになってしまいます。

おもしろいは、自然体。

ストレスを感じにくい人は、自分がおもしろいことに熱中している方です。他人や会社のことよりも、自分がおもしろいこと中心に考えて行動しています。このように聞くと自己中心的な印象を持ちますが、やさしさとつよさを兼ね備えている方は、自分がおもしろがっていることが周りのためになっていて、好きでやっていることだから上手にできて、もし他人が望まなかったらあっさり距離をとれるしなやかさを持っています。

逆に他人を軸に仕事されていると、いつも他人の目や評価が気になってしまいます。他人から要らないと言われるのが不安で、余分に頑張ってしまいがちです。それにもかかわらず評価されないと「あんなに頑張ったのに!」と相手に対して嫌いな感情を出す方もいらっしゃいます。もしかすると、他人を軸に仕事されている方が自己中心的なのかもしれません。

実際、組織開発でもいつも人間関係で悩んでいた経営者が、自分がおもしろいと心から思えるミッションができるとブレずに行動できるようになります。人の目も気にしなくなって、純粋に社員のことを見れるようになり、関係性がよくなります。

やさしく、つよく、おもしろくを回す。

オムスビも、まず自分たちが面白がれることを起点として、お客さんに喜んでもらいたいと思っています。「おもしろい」という感覚を、いきなり誰かのおもしろいに合わせてしまうと、きっと辛くなってしまいます。まずは自分のおもしろいがあるから、他人も伝わるし、他人のおもしろいとつながることができるのではないかと思います。

でもおもしろいことを言ったり、やったりするのは少し勇気が必要です。今までとは違うような試みだったり、すぐにお金にはつながらないことかもしれない。つよい人たちに、「それは売り上げにどうつながるのか」と詰められるとしぼんでしまうかもしれません。

「おもしろさ」を追求するために、自由に発言しても否定されない「やさしさ」という文化が根付いている必要があるんだと思います。「つよさ」は「やさしさ」を支え、「おもしろさ」は「つよさ」を支え、「やさしさ」は「おもしろさ」を支える。やさしさだけじゃ生きられないし、つよさだけだと苦しい、おもしろいだけだと続かない。やさしく、つよく、おもしろくの循環されて、円が大きくなっていくんだと思います。

そんなことを思いながら、パートナーのみなさんと集まったブランチ会で、みんなのおもしろいを聞いていました。やさしく、つよく、おもしろくをくるくる回していきたいなぁ。

Posted by:ハブチン

1986年大阪府生まれ。2008年パソナキャリア入社。転職者のキャリア支援業務、自社の新卒採用業務、新規事業立ち上げに従事しつつ、アイデアを短時間で具現化する「アイデアソン・ハッカソン」のファシリテーターとしても活躍。2016年4月に独立し、リレーションシップデザインを軸とする株式会社オムスビを設立し、組織変革したい企業様向けの組織コンサルティングサービス『reborn』を提供している。 Omsubi Inc. Founder and CEO Akihiro is the Founder and CEO of Omsubi Inc. Born in Osaka Japan in 1986. Joined the Japanese recruitment agency named Pasona Career. Designed his new career as a facilitator of "Ideason" and "Hackason" who embodies ideas in a short time, while engaged in career support of job changers, recruiting new staffs and launching new business in the company. After left Pasona Career, founded a relationship design company named Omsubi Inc. in April of 2016. Providing the organizational innovation service "reborn" for companies wanting to change the organization.